制度導入の背景とメリット

自動車の塗装作業に関する技術力の強化と設備の改善・近代化を推進し、会員事業者さらには業界全体の質的向上を図ることを目的とした自主制度です。

お客さまに対して、自動車塗装工場としての健全かつ望ましい姿勢を明確にするとともに、自動車塗装の専門家である塗装技能士を保有することでの社会的信用の獲得、塗装作業の環境保全と労働安全衛生上の保安確保、さらには経営基盤の確立をその狙いとし、個々の会員事業者におけるレベルアップの目標・基準としても機能しています。

認定された事業者は、認定看板(標章)の掲示ができ、対外的なPRも可能となります。

認定のための基準

  1. 要員
    ・工員数:3人以上
    ・塗装技能士(者)数(工員のうちの塗装技能士(者)数):1人以上
  2. 作業場等
    ・屋内作業場:50㎡以上
    ・車両置場:18㎡以上
    ・洗車場:18㎡以上
  3. 洗車設備:所有
  4. ブース:以下の所有
    スプレーブース/換気装置
  5. 塗装用機器:以下の所有
    ディスク・サンダー/ダブルアクション・サンダー/オービタル・サンダー/ポリッシャー/スプレー・ガン/エア・ドライヤー/エア・クリーナー/トランス・ホーマ/エア・コンプレッサー/塗装乾燥装置
  6. 計測機器等:以下の所有
    秤量計/粘度計/膜厚計/湿度計/温度計/ルーペ
  7. 保護具等:以下の所有
    消化器/防護マスク/安全めがね

※上記の「所有」については、その事業場の作業に必要な数量および機能を保有していなければならないことを示しています。